watanabeepion@gmail.com 企業や店舗が商品・サービスを販売した際に得られる売り上げは、大まかに「価格×売れた数」で算出できます。
価格が高ければ売れた数が少なくてもある程度利益を得られますし、価格が安くてもたくさん売れれば利益につながります。
しかし、例えば高品質で素晴らしい商品・サービスを作り高価格帯で打ち出したとしても、必ず人が買ってくれるわけではありません。
そのため結果的に価格を下げることになり、売り上げの赤字を招いてしまいます。
つまり、売り上げで重要になってくるのは「集客力」です。
今回は売り上げにおける集客力の重要性や、集客力を向上させるためのポイントをご紹介していきます。
売り上げにおける集客力の重要性
高品質な商品・サービスを作っても、買ってもらわなければ意味がありません。
売り上げを安定させるためにも、まずは購入してくれる顧客を効率的に集客させることが重要となります。
現時点で集客力は十分できちんと売り上げにつながっているという場合でも、正しく集客できていなければ近いうちに売り上げが低下する恐れも考えられるでしょう。
売り上げに限らず、目標をクリアするためには全体の流れや現状を理解した上で、正しいステップで実践していく必要があります。
売り上げをアップさせるためにも、正しい集客力を身につけるようにしましょう。
「集客力」について改めて理解しよう
集客力を向上させるためにも、まずは「集客力」がどういったものなのか改めて理解しておく必要があります。
単純に「顧客を集める力」でもありますが、単に顧客を集めるだけが「集客力」というわけではありません。
例えばたった1回の販売で顧客がたくさん集まり、購入してくれたおかげで売り上げが上がったとします。
しかし、単に1回きりの販売を成功させただけで、2回目以降は顧客が集まってくれない可能性もあるでしょう。
つまり本当の集客力と呼べるのは、いくら商品・サービスの内容を変えたとしても継続的に顧客を集められる力を指しているのです。
小手先の技術で顧客を集めてもすぐに離れていってしまいます。
いかに顧客を惹きつけられる仕組みが作れるかを意識して、集客力を高めていきましょう。
売り上げアップにつながる！集客力を向上させるポイント
商品・サービスの売り上げを上げるためにも、集客力を高めることも大切です。
集客力を向上させるためには、どんな対策を行うべきなのでしょうか？
具体的に集客力を向上させるポイントについてご紹介していきます。
ターゲティングを明確にする
集客力を向上させるためには、まず売りたい商品・サービスのターゲティングを明確にする必要があります。
良い商品を作ったとしても、ターゲティングが漠然としていて「とにかく多くの人に買ってほしい」と考えてしまう場合も多いでしょう。
しかし、これでは集客方法まで曖昧になってしまい、十分な集客効果が得られなくなってしまいます。
例えば「若い女性をターゲットに売りたい」という曖昧なターゲティングではなく、より詳細なペルソナ（人物像）を設定しておくと良いでしょう。
- 20歳女性
- 大学2年生で一人暮らし、仕送りとバイト代で生計を立てている
- 主にInstagramを活用、最近は特にメイク動画を頻繁に見ている など
顧客がよく見ている媒体を活用する
ターゲティングを明確にしておくと、狙っている顧客がよく見ている媒体を推測できるようになります。
媒体はそれぞれ特徴があり、目的やターゲットに合わせて効率的に活用することが大切です。
例えばテレビCMは幅広い年齢層へのアプローチに役立ちますが、直接的な集客につながる可能性は低く、中小企業にとってはあまりコスパの良い媒体とは言えません。
逆に若い女性がターゲットになっているなら、その層がよく利用するInstagramに限定して広告を出稿した方が効率的に狙った顧客層を取り入れられる可能性が高くなります。
特に最近ではネット広告が主流となっているものの、その種類は多岐にわたります。
どの広告がより狙っている顧客へ届けられるのか見極めていきましょう。
PDCAサイクルを回し続ける
集客力をさらに高めていくためには、PDCAサイクルをきちんと回していくことが必要です。
PDCAサイクルは元々継続的に品質改善を行うための手法であり、マーケティングにおける重要な要素として知られていますが、実は集客力を高める上でも活用できます。
まずは集客にKGI（最終目標）、KPI（中間目標）を設計し、顧客層を狙える広告媒体を選択し、配信するコンテンツなどを決めていきます。
続いて実際に活動していくのですが、この時進捗具合や内容を細かく記録しておきましょう。
次に設定した目標がクリアできたのか、計画通りに進められたのかを検証していきます。
もし想定した結果につながらなかった場合は、何が原因でそうなってしまったのかを分析し数値化させると、他の従業員と共有する際に便利です。
あとは分析した課題についてクリアするための改善策を練っていき、新しいプランの構築へと移ります。
これを何度も繰り返していくことでブラッシュアップされ、集客力の向上につながるのです。
売り上げの要素にも入る集客力は、商品・サービスごとに最適な手法を取り入れていかないとうまくいきません。
しかし、商品やサービスごとに最適な手法が違うとなると、どんな手法が合っているのか分からなくなってしまうでしょう。
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